ビル・RC住宅の雨漏り

欠点だらけのシート防水による雨漏り
No.15021

A様/2015年施工ビル屋上防水工事

欠点だらけのシート防水による雨漏り

 当社が毎年出展している『人とみどり ふれあいいち』(2015年春/平和市民公園)にA様がお越しくださいました。築30年・鉄筋コンクリート3F建のマンションをお持ちで、その防水工事のご相談をいただきました。早速、代表の小原とプランナーの高見で現地調査に伺いました。

 屋上にあがってみると、当社では絶対に行うことのないシート防水が施されていました。シートの至るところが剥がれたり破れたりしており、そこに雨水が浸水してトランポリンのようにシートが膨れ上がってる状態で、数日雨が降っていなかったにも関わらず、プールの様になっておりました。
 シート防水の欠点である目地シールは完全に劣化しており、なまじシートがあるせいで浸水した水が掃けずに乾くこともなく、コンクリート部分を劣化させ、当然のことながら劣化による亀裂を通って室内や共用通路に雨漏りしておりました。

施工前

 お見積もりをお持ちし、当社の施工方法をご説明させていただきました。現状のシートをすべて剥ぎ取り、下地補修後に、塗膜防水(6工程)を施工することをご提案させていただきました。塗膜防水は、シート防水のような継ぎ目が生じることがなく、塗膜で防水層を作るため複雑な形状にも対応でき、耐用年数も長く、その後のメンテナンスもしやすい防水方法です。
 またお見積もり説明に合わせて、当社が行ってきた数々の防水工事の施工例を交えてお話したところ、即決で工事のご依頼をいただきました。

施工中


シート剥がし


下地処理、クラック補修


下塗り


メッシュ張り


ドレン廻り


上塗り

ビフォーアフター

  • 防水工事❶

  • 防水工事❷


施工前


施工後


施工前


施工後

※シート防水は、工法の致命的な欠点を見直されることなく、「公共工事で使用されているから」「材料であるシートが生産されているから」「昔から指定建材として使われているから」といった安易な理由でいまだに流通しています。使われ続ける最大の理由のひとつは施工が容易であることで、その理由は消費者の側に立ったものとは到底いえません。当社では防水工事のご相談を受けて、幾度となく屋上に上がりましたが、いまだにまともな防水工事をしている現場を見た事がないと言いきっても決して大げさではありません。

 ご自宅やご所有の物件の防水が正しい防水工事かどうか、ご不安のある方は遠慮なくご相談ください。当社が適切なご提案をさせていただきます。現地調査及びお見積もりは無料で行っております。

施工担当者

2級建築士
1級建築塗装技能士

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