防水層の厚さ不足による雨漏り
大分本店にH様よりご自宅の雨漏りについてご相談のお電話をいただきました。代表の小原と塗装部部長の篠田、プランナーの松木が現地調査に伺いました。
お宅の造りは、外壁がコンクリート打ちっぱなしで、屋根は陸屋根と一部がガルバリウム鋼板でした。お話を伺うと、2年ほど前より雨漏りがあり、調査に伺った時は3ヶ所から雨漏りしていて、大変ご不便されているご様子でした
お宅の造りは、外壁がコンクリート打ちっぱなしで、屋根は陸屋根と一部がガルバリウム鋼板でした。お話を伺うと、2年ほど前より雨漏りがあり、調査に伺った時は3ヶ所から雨漏りしていて、大変ご不便されているご様子でした
陸屋根にはウレタン塗膜防水が施されていましたが、調査した結果、ウレタン塗膜防水の厚さが不足しており、防水面の塗膜が剥離しているところがたくさんありました。
また、トップライト(天窓)のシーリングは紫外線などが原因で劣化することが多く、H様邸でも劣化が確認できました。トップライトと屋根の隙間を埋めるシーリングの劣化も雨漏りの一因となります。
施工前画像
今回の工事では、トップライト周りや板金との取り合い部のシーリングの補修を行った後、不陸が生じた防水面の処理をカチオンセメントで行いました。
防水工事には、防水材と防水材の間に不織布を積層する「ビッグサン(6層工法)」を採用しました。不織布を積層することで耐久性のある防水層を作り、長期にわたって厳しい環境にさらされる箇所を守ることが出来ます。
施工中画像
傷んだシーリングを補修
カチオンセメントを使用し不陸を調整
不織布を防水材の間に積層
立ち上がりや笠木部分も防水
施工後画像
天候の影響で予定していた工期が少し遅れましたが、着工日から2週間ほどで完工することができました。ご理解ご協力ありがとうございました。
施工担当者
1級建築塗装技能士