ビル・RC住宅の雨漏り

工法間違い(外壁塗装の塗料選択ミス、シート防水)による雨漏り
No.18001

Aビル様/2018年施工屋上防水工事、外壁等塗装工事

工法間違い(外壁塗装の塗料選択ミス、シート防水)による雨漏り

 たびたび当社に工事をご依頼下さっているA様よりご連絡いただきました。A様が所有されている賃貸物件で雨漏りがしており、以前業者に工事をしてもらったがそれでも止まらないので一度見てほしいとのご相談でした。さっそく現地調査にお伺いしました。

 A様の建物は地元の工務店で建てられた築50年以上になる、2階建ての鉄筋コンクリート造りで、屋上はシート防水でした。2階の室内の壁から3箇所ほど雨漏りしているとのことでした。
 何年も前に、知り合いの業者に外壁塗装工事と屋上防水工事をしてもらったとの事でしたが、確認すると外壁の塗料は建材に適していなく、ところどころでひび割れが生じていました。応急措置として、ひび割れにシリコンを塗ったがそれでも雨漏りが止まらないとお困りでした。

 雨漏りの原因はいくつか考えられますが、今回は以下の点が考えられました。
• 屋上がシート防水である。(当社では絶対に行わない防水工法です)
• 前回工事された外壁塗装の塗料選択ミスのため、外壁の適切な保護ができていない。(雨漏りは屋上や屋根からだけでなく、外壁からも生じます)
 調査によって考えられる原因と、有効と思われる対策案をご説明し、工事のご発注をいただきました。
 工事中には建物内の従業員の方たちやご近所の方たちのご協力をいただき、予定していた工期より早く完工することができました。工事後にはA様や、ご協力くださった方たちからも『ありがとうございました。』との嬉しいお言葉をいただきました。

 塗装工事は建材の保護が一番の目的ですが、こういった基本的なことが理解できていない塗装業者、リフォーム業者やハウスメーカーが大半です。せっかくお金をかけて工事をするのに、建材に適した塗料でなければ保護するどころか建材を傷める原因にもなります。塗装工事をする際に一番重要なのは、数百種類もの塗料の中から建材に合った塗料や工法をきちんと選ぶことです。現状ではそれが出来ていない業者が大変多いため、今回のような問題が多発しています。
 当社では、そういった業者による間違い工事の現状を少しでも一般の消費者の方たちに知っていただき、ご自分の財産である家や建物を守ってもらいたいと考えております。そのために、ホームページや広告、OBSラジオの『住まいのお悩み相談室』(毎週木曜12:30~12:40)でも塗料の正しい選択、正しい塗装工事の重要さについてたびたび発信しております。
 また、定期的に塗装勉強会を開いておりますが、直接ご連絡いただければ、ご自宅へ伺い具体的にそのお宅に合ったご説明をさせていただいております。興味のある方は、お気軽にご連絡いただけると幸いです。

屋上防水工事

施工前

施工中
防水のシートを全て剥がしたところ、ひび割れがたくさん見つかりました。





施工前

施工後

施工前

施工中

施工後

外壁等塗装工事



施工前


施工中


施工後

施工後
施工担当者
Return Top 今すぐ電話する